bioplants bon彩
植物を育てる上で大変なのが、水やり・剪定・施肥などの「管理」です。それと、植物を鑑賞する場所も考えなければなりません。もっと手軽に植物を楽しみたい!
bon彩はその「管理」の手間を少なくした弊社独自の「bioplants(ビオプランツ)」という植栽管理方法をとりいれたものになります。
根巻&バイオ炭
【植物が取り外せる】
bon彩の植物は取り外せます。造園技法である「根巻」という方法で根っこを保護しています。もともとは、植物を移動させる時に根っこについた土が崩れないようにするための方法で、普通はこの状態で地面に植えます。
bon彩はこの技術を応用し、植物の状態を根っこから見れるようにしました。
・水の乾燥具合も「見て」「触って」確認できる。
・根っこの状態も一目瞭然。
・「根切り」作業もシートから出てきた根っこを切るだけの簡単作業。
【バイオ炭】
bon彩には環境配慮型有機資材である「バイオ炭」を入れてあります。近年、世界中で注目されている炭で、日本では昔から燻炭などを農作物の土壌改良材として利用してきました。バイオ炭は農林業の廃棄物や廃木材、食品廃棄物などの有機物(バイオマス)を炭素化したもので、植物の生長を促進するため土壌改良や水質浄化に利用されています。
当社では剪定等で発生する枝等をチップ化し、それを炭化したバイオ炭を「bon彩」に入れることで、器に溜まった水の腐敗を防ぎ、浄化水を植物に供給させます。
バイオ炭:製造工程①
バイオ炭の原料となる木材チップを天日で3~4日乾燥させます。その後、振るいにかけて粒のしっかりしたものと粉状のものを選別します。
バイオ炭:製造工程②
選別した木材チップを無煙炭化方式で一気に焼きます。(チップは粒径が小さいので燃焼中は攪拌しながら均一に焼かないとすぐに灰になってしまいます)全体が焼けたら炭窯に入れてゆっくりと冷まします。その後、振るいにかけて選別します。
バイオ炭:製造工程③
炭化したチップを4~5回水洗いします。充分に洗わないと微粉灰が炭の気孔に入ってしまい、炭の特性が生かされないからです。その後、鍋に入れて煮沸します。これを行うことで雑菌や水洗いで取りきれなかった微粉灰を除去することが出来ます。
最後は煮沸し終わった炭を天日干しで乾燥させます。
器(内原野焼)
【内原野焼】
内原野焼(うちはらのやき)は高知県安芸市川北という場所で江戸末期より焼かれている陶器です。粘土の原料には鉄やマンガンが多く含まれており、器肌としては細かいのが特徴で、器に塗る釉薬には黒や茶色を用い、重厚な風合いを醸し出しています。当時は水瓶や徳利が多かったのですが、昭和期になると鉢物や花器といった小物作りに移行して行き、現在に至っています。
【陶芸作家】
【呼吸する器】
bon彩の器は、植物の生育を助ける機能を備えています。
内原野焼で使用する粘土の特性を生かした器に気孔を残す焼き方をしています。そのため、器自体が酸素を供給をすることができ、植物にとって最適な状態をつくります。また、器の底には「水抜き穴」を開けていません。通常は根腐れを防ぐために器や鉢には「水抜き穴」が空いていますが、bon彩の器には空いていません。そのため、受け皿を置く必要がなく、器そのものの美観を損ねず植物と併せて鑑賞していただけます。
それを可能にしているのが独自の二重構造になります。外側に入れた水が内側に適量流れる仕組みになっています。植物自体は直接水に触れていないので、根腐れの心配はありません。
管理方法
【水やり】
植物を育てる上で、もっとも大事なのが「水」です。水やりを1日忘れてしまい枯らしてしまった事はありませんか?bon彩はとても簡単なんです。下記の3点を実行するだけで、驚くほど手軽に管理できます。
■水は外側のバイオ炭の部分に"ゆっくり"と入れてください。
■バイオ炭の"表面まで"水を入れてください。
■春と秋に市販の"竹酢液"を水やりと一緒にほどこしてください。
一回の水やりは1週間に1度が目安です。季節や置き場所によっては乾燥が早まる又は湿った状態が続く場合がありますので、植物の状態は毎日観察してください。
【管理冊子】
商品には「bon彩の管理方法」「植物ごとのお手入れ方法」の冊子を同封いたします。
地域や環境によっては冊子の通り管理しても状態が悪くなる場合がございます。その時はお気軽にご連絡ください。メールですと写真を添付していただければ、より状態が把握できますので細かい提案ができると思います。